[UP GRADE]STRAIGHT JUMP ストレートジャンプ
10 11/17 UPDATE
「ストレートジャンプで完璧な540をマスターしたい!」「レールで華麗なボードさばきを炸裂させたい!!」「ハーフパイプで空高くブッ飛びたい!!!」 そんな願いを持った人たちの滑りをグレードアップさせるべく、今シーズンよりスタートした連載ハウツー「UPGRADE」。毎月ステップアップしていく内容になっているので、まだ先月号をチェックしていない人は書店で注文、または「TRANSWORLD WEB」でチェックを! すべてを読んで理解できたら、あとは実践あるのみ!! 今シーズンこそ、ライバルに差をつけよう。
ライダーたちが高回転スピンにチャレンジするとき、すでに覚えているトリックを組み合わせてイメージするということは先月号で述べた。そのため、540にトライする前にはベースとなる180と360を覚えるべきだ、とも。先月は180のコツを紹介したので、今月は360を徹底的に解説していく。


テイクオフしてからFS360を回しきり、着地までにFS180を足せばFS540になるが、これはトリックを分解して考えれば簡単にイメージできるはず。ただ540くらいの回転数になってくると、180のような先行動作でテイクオフしても、メイクには繋がりづらい。またFS540を回すのであれば、FS180では常に見えていたランディングを、一度、視界から消さなくてはならない。これらはFS360にも当てはまることなので、FS360がマスターできれば、FS540は一気に近い存在となる。もし自在にFS360を操ることができれば、FS540は勝手に向こうから歩み寄ってくるのだ。
バックサイドターンの力を利用してテイクオフしたほうが、確かに回しやすいが、巻き込みすぎると横っ飛びになるので厳禁。「アプローチ段階から回そうと意識しすぎて、巻き込みすぎたターンでのラインどりはよくないと思う。あくまで、テイクオフまでのタイミングを計る程度にしておこう」。重心を落として姿勢を安定させた状態でエントリーし、キックを上りはじめたら、上半身をスピンとは逆方向へひねって、先行動作のタメをつくりはじめよう。
「回そう意識しすぎると、マクられたりエッジが引っかかるので要注意だね。しっかりボードを踏み込んだ状態でキックを上って、テールのヒールサイドの"面"を使って踏み切ることに集中するんだ」。テールがリップにさしかかったら、両肩は水平のまま上半身をスピン方向へ先行させ、しっかりオーリーをしながらテイクオフ。このとき前足はヒールエッジ、後ろ足はフラットを意識しておこう。ただし、ボードはまだ回さないこと。
空中へ飛び出し下半身を引きつければ、上半身の先行にボードがリンクし、スピンがスタートする。テイクオフ直後の一瞬は着地が見えるが、ここでランディングを見続けると360は回せない。また、グラブして身体をロックさせるだけでは回転力が足りない場合もあるので、空中でも前手と目線で常にスピンをリードすること。「自分の真下の雪面を見ながら、着地までの時間や距離を確認すれば、ランディングがはっきり見えなくてもスピンは合わせられるよ」。
ブラインド着地になるため、恐怖心から無理に進行方向を見ようとすると、着地後にボードがドライブしやすいので要注意だ。「最後の90は上半身を使って合わせにいっちゃうと、メイクしづらくなるんだ。逆に、ちょっとスピンが足りないくらいで、下半身主導でボードを合わせにいったほうが、きっとキレイにメイクできるはず」。また、ややトゥサイド加重で着地すれば、ボードのドライブを防ぎやすくなることも覚えておくといいだろう。
BS360は、エアの前半で進行方向に背を向けながらスピンすることになるが、そのまま身体をロックし続けると、エアのピークあたりでランディングが見えてくる。あとは着地点を確認しながらボードを合わせるだけでOK。ただBS540になると、BS360では最後まで丸見え状態が続いていたランディングを、再び視界から消さなければならなくなる。それでも、繰り返しBS360を練習することで、スピン中であっても余裕が生まれてくるだろう。そして、より明確にBS540をイメージしやすくなるのは間違いない。そのためにも、BS360は早い段階で完璧にしておこう。
フロントサイドターンの力を利用してテイクオフするとBS360は回しやすいが、ちょっとでも焦るとリップに達する前にトゥサイドへ強く加重してしまい、極端な横っ飛びになるので要注意。「FS360のアプローチと同じで、あまりに回そうとしすぎて極端なラインをとりすぎるのはよくないと思うよ」。ストレートエアと同じように、自分が描くであろうエアのピーク付近を見ながら、重心を落としてオーリーのパワーを後ろ足にためておこう。
トゥサイドに軽く加重しながらキックを上り、テールがリップにさしかかったら、前肩を引き上げながら腰を進行方向へ押し出すように、上半身を一気にスピン方向へ先行させよう。同時に、テールのトゥサイド寄りの面で力強く踏み切ってテイクオフ。腰を前に出すことで、スピン軸が安定しやすくなるのだ。「早い段階から回そうとすると、抜ける前に身体がツブされやすいんだ」。こうなるとスピンがコントロール不能になるので、抜けはギリギリまで我慢しよう。
空中へ飛び出したら、両足を胸に引きつけ、目線と後ろ手をバックサイド方向へ先行し、スピンをリードする。「いきなり着地が見えなくなるけど、ここは耐えるのが大切。無理に着地を探すとバランスを崩しちゃうからね。身体をコンパクトにして、じっと耐えていれば、すぐランディングが丸見えになるから!」。ランディングが確認できたら、そのポイントに目線を置き、落ち着いてボードを合わせよう。焦る必要はまったくない。
スピン後半は常にランディングが見えているので、FS360よりも着地は合わせやすい。もし回りすぎていると感じたら、すぐにグラブを放して身体を伸ばそう。こうすることで回転力は弱められるぞ。「着地では身体、特に上半身が遅れないように気をつけよう。このトリックは270までに勝負が決まってるから、多少なら飛びすぎてもストンプしやすいはずだよ」。ランディングはヒザをクッション替わりに使って、両足同時に優しく着地するのが理想だ。


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